企画展

麦酒ポスターコレクション

「電車の中からビールを注文する女性たち」
大日本麦酒
「電車の中からビールを
注文する女性たち」
1912年頃
作者 不詳

1等車に乗り込んだ美女が、停車中の待ち時間を利用して、飲み物を求めようとしている場面である。売り子が持参しているのは、当時、大日本麦酒株式会社が製造販売していた各銘柄のビールと清涼飲料水である。車窓越しに見えるのは、同社の目黒工場(現 サッポロビール株式会社本社=東京都渋谷区恵比寿ガーデンプレイス)である。

 
「七本の瓶と母子」
大日本麦酒
「七本の瓶と母子」

1910年
作者 織田 東兎

一見、何ということもない作品である。しかし、姉妹と思われる2人の着物をよく見てみると、姉の着物にはビールの原料の麦を模した家紋が印されており、また妹の着物にはビールとシトロン(レモン味の清涼飲料水)に共通する泡を象徴するかのような絞り模様がある。背景の色彩も含めて、心憎い演出が随所に施されたポスターといえる。

 
「雑誌「嗜好」を手にする和服の女性」
キリンビール
「雑誌「嗜好」を手にする和服の女性」

1915年
作者 不詳

キリンビールと特約関係にあった明治屋の機関誌「嗜好」を手にする美女は、同誌の第8刊第5号に「口にキリンビールを味はうは目に美人を見るが如し」のキャッチフレーズを伴って紹介されている。「美人画ポスター」の代表作とされている1911年に三越呉服店が行った第1回広告画図案懸賞募集において1等となった「此美人」(橋口五葉)からの影響が見とれる1枚である。

「兜を持つ和服の女性」
カブトビール
「兜を持つ和服の女性」

1911年頃
作者 不詳

このポスターは右側が10センチほど切り取られてしまっている。画面の兜に付いている紋は、製造発売元が、丸三麦酒から日本第一麦酒株式会社に改組されたのに伴って変更されている。

 
「「桜ビール」文字入りの和服を着て給仕する女性」
サクラビール
「「桜ビール」文字入りの
和服を着て給仕する女性」
1912〜16年
作者 不詳

美人の顔貌は従来のポスターと同じように絵画的に仕上げてあるが、背景の鹿の子と桜の花びらや、人物を縁取る太い輪郭線にはデザイン的な感覚が見受けられる。

 
「kembangビール」
サクラビール
「kembangビール」

1912〜16年
作者 不詳

アングルの「泉」を彷彿とさせるこのポスターは、サクラビールの海外向け(輸出用)のものである。下の社名は扱っていた商社であろう。

誠に申し訳ありませんが掲載ポスター作品の販売・複製提供はいたしておりません。
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